文章力養成コーチ ゆか先生の「書きまくるトレーニング」 徒然なるまま かきまくれっ!

国語について、そして書くことについて、つづっています。

余白のメモで文章が変わる『メモで未来を変える技術』感想2

2017年7月6日
 

メモで未来を変える技術』に出会ってすぐ、無意識の力を感じるできごとがありました。なんと、著者の小野さんとお会いすることができたのです! そのあとも不思議なことが連発。『メモで未来を変える技術』を実践して「メモで未来が変わってきた事実」をお伝えします!

4月25日、この本については「一本線ノート術」にポイントをしぼって感想を書きました。
そのブログはこちら。
余白のメモで文章が変わる『メモで未来を変える技術』感想1
これはこれで素晴らしかったのですが、今回はもっと深い「無意識」について。

 

あらこれ、小野さんの本だわ!


ある日私はこの本を見つけ「この本いい感じ。私、これから読もうと思って」そう女友達に話しました。するとその女友達が「あらこれ、小野さんの本だわ!」と。そう彼女は小野さんと知り合いだったのです。私は彼女にお願いして食事をセッティングしてもらいました。

また、私はすぐにこの本を読んでブログ記事を書きましたが、その記事を読んだ今度は男友達が小野さんに「僕の友人で小野さんのことをブログに書いた女性がいるのです」と紹介してくれ、私のブログ記事が小野さん本人に届いたのです。そして小野さんからメッセージをいただきました。

確かに、女友達の方はメモを使い始める前の話ですし、男友達の方はメモを数枚書きはじめたばかりの頃の話。こんな不思議な繋がりは偶然と言えば偶然かもしれません。でも私は何かピーンと感じたのです。これは、何かが始まるぞ!と。

食事会 一本線ノート術の話


その食事会には、仲間もワーッと加わり、かなりの大人数になりました。私は小野さんの隣に座らせてもらい、沢山お話しすることができました。これは、小野さん愛用の手帳。革が素敵です。

 
食事会では、小野さんと手帳術やメモの話、文房具の話まで多岐に渡ったのですが、一番面白かったのは、やはり前回のブログでネタにした「一本線ノート術」の話です。ノートに縦に一本線を引き、そこに感想をメモする。例えば講義なら、講義の「内容」ではなく、講義の「感想」がそこに来るように書くわけです。どうも人間というものは講義の際にメモしようと思うと、講義の内容について必死になって書いてしまいます。もちろんそれは大切なのですが、もっと大切なことは自分がそこから何を受け止めたか、自分が何を感じたかということだと思います。そして、それらを書き留めるスペースを初めから作ることにより、それらを取りこぼさないようにする。そんな工夫の話で盛り上がりました。

そして、私の誕生日が6月で近いということ、この食事会を開いた時に店を貸し切りにしてくださったお店のオーナーが6月生まれだということもあり、一緒に誕生会を開くことに。他に3人の6月生まれの友人も誘い、誕生会を開きました。

 
このお店もすごく素敵なんです。
浅草橋ウチノミダイニングSO
Uchinomi-dining SO

 

「食事でコラムが書きたい」がかなった


お料理がとても美味しい、そして盛り付けもとても個性的で素敵なSOさんですが、実は私も料理が大好きです。夢はピーターさんのように、自宅に友人を大勢招き、ご馳走を振る舞うこと。しかもシェフを雇ったり、仕出しを頼んだりするのではなく、自分で作りたい。そんなホームパーティーが理想なんですね。その為の財力と友情をコツコツと建設中なのですが(笑)そんな夢を口にするようになったのは、つい最近。もちろんメモにも書きました。そして私はやはり「書く人」なので、文章でも何か付加価値を付けたい。そう、ピーターさんが様々な人とのツーショット写真でパーティの様子を披露しているのと同じように、私の場合は文章で披露したい。そう思い始めました。もちろんメモ帳に書きましたよ。そして私は人にも言うようにしました。「私、ホームパーティーするような人になりたいの。そのことを文章にして書きたいの

ずいぶん前に登録した団体から連絡があったのはそんな時でした。ズバリ「ホームパーティーでコラムを書く人を募集していますが、いかがですか」私は確かに登録時に、文章力養成コーチであること、趣味は料理であることを伝えていましたが、それはアンケート記入レベル。でもそこがヒットしたのでしょう。すぐにお返事を差し上げまして、すぐにOKをいただき、現在、月一ペースで寄稿しています。

第一弾
この夏、ママ友たちと子連れお泊まりパーティーしませんか?
第二弾はもうすぐ掲載予定です。

こんなふうに、メモを書くと叶う。そんな小さな、でも確実な動きを私は肌で感じ始めました

 

インタビューインタビューインタビュー


さて、まだまだこの話は面白くつながりますよ。この6月の誕生会に急遽招待された、6月生まれの友人「さんぽ屋さん」。彼はコピーライターなのですが、ブログに新連載を載せるとのことで、私はその記念すべき第1号に立候補しました。そして、そのインタビューが6月12日、私の誕生日にあり、1時間予定のところ4時間もしゃべりまくってしまいました。記事は何回かに分けて連載される予定だそうです。楽しみです!
初めてコピーライターさんのインタビューを受けて「ふむふむコピーライターさんのインタビューとはこういうふうにされるものなのね」と思っていたとき、次の出会いがこの本の著者。

インタビュー』木村俊介 (著)

私は山田ズーニーさんのファンなのですが、彼女と木村さんの「対談」という形でのイベントが青山ブックセンターで開かれて、友人が誘ってくれたので行ってきたのです。ここも「誘って」という気軽な言葉で書けないストーリーがありますが、ズーニーさんのこととなると、何記事も書けそうなので今回は割愛。
この本について熱く語るズーニーさんの様子から、ただならぬ本であることがうかがえます。しっかり時間を作ってしっかり読みたいと思います。

そして、なんと私もインタビューをする側に! こちらも話が大きく膨らみすぎるので別の機会に別記事にしますが、簡単に言うと、あるショーでインタビューを受けることになった女性に「インタビューでは何を話したらいいのか分からないので、どんなふうに話したらいいか教えて欲しい」という仕事の依頼がありました。私はインタビューの専門家でもありませんが、彼女が私を頼る気持ちを大切に考え、時間もなかったので、その場で仮インタビューをしてみたのです。
ショーのコンセプトと、彼女の活動のコンセプトが重なるところをお話しすればいいのではないかということになり、質問をし始めてみました。すると、面白いことに、次々と質問は湧き出てくるし、彼女の思いがどんどん深まるのを感じました。「こういう言葉が出てくるのね!」と彼女自身も驚くほど、彼女の無意識がどんどん出てくるのを感じました。いやー、インタビューってすごい

このお話はあと一つつながります。そのショーでは、25人ほどの高齢者が、素晴らしく美しい衣装を着て、メイクもしっかりして登場するのですが、その時にひとりひとりの紹介文が読まれました。読み上げたのは東海林のりこさんです。その紹介文がとても分かりやすいだけでなく、愛に溢れていたんですね。それで、私はいたく感動して、主催者の中原さんに、どなたが書いたのか伺ったところ、なんと彼女自身が全出演者にインタビューをして書いたとのこと!私は思わず彼女の手を握り「あなたすごい!仲良くしてください!」とまるでファンのように叫んでいました。このショーについては、文章だけでなく、出演者の皆さんがものすごく素敵でしたし、なぜそんなに素敵だったのか分かったので記事を書きます!

とりあえずリンクだけ貼っておきますね。
Make Over Magic
http://www.mmjgrand.com/

 

人に言えない思いを手帳に書きまくると何かが動き出すのは何故か


私は常日頃から「無意識の凄さ」について考えてはいましたが、自分の意識がこれほど「無意識」に振り回された1ヶ月はありませんでした。大学では心理学専攻でしたので、無意識と意識の関係は頭では分かっていたのですが、それを実際に体験したこと、そして「書く」ということ無意識をぐーっと引っ張り出す作用をすることを目の当たりにしました。

小野さんによると、手帳は超個人的なもので、人に見せるものではないレベルのことを書くとのこと。つまり、ブログで夢を語るとか、人に夢を語るとか、そういう以前の話です。しかし、たしかに「以前」の話ではありますが、「書く」という行為に、無意識を言語化する力があるのです。
よく言語は思考ツールだといいます。混沌とした脳内の考えや思いを、言葉を使って、例えば「悲しい」とか「嬉しい」とタグづけることで、その目に見えない思いは急に目に見える「文字」となるわけです。その瞬間に、無意識と意識のバルブがゆるみ、本来の自分が「文字化された思い」と一緒になって、うわーっと意識に流れ出す。慌ててそのバルブをしめるも、漏れ出してしまった思いは、タグを求めてさまよい、ペンによってメモ帳に収納される。このコンタクトの回数が、メモによって増えるのではないか、だからメモを書くと思いは叶うのではないかと、私は思うに至ったのです。

 

 
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