言語化すると何が見えるのか
2017年11月14日
最近の私は、振り返り好き。1日の終わりにはその日を振り返ります。一週間の終わりには手帳を使って振り返り、翌月曜日に文章化して「目標達成グループ」なるものに報告します。そして、3ヶ月に一度はそのグループのイベントに出て、大振り返り大会もします。
もともと私は過去を振り返るのが大嫌いでした。変えられない過去には興味がなかったんです。同じ理由で「歴史」も嫌いです(笑)
ところが、去年の暮れに「2016年を振り返る!一年総棚卸し大会」なるイベントに出たところ、確実に何かを掴んだ感触。
「振り返り」とは、過去を反省する作業ではなく、自分に何があったか、自分は何に注力したか、キーになる人物は誰で、その人との作業では何を探しているのかということを「言語化する」「書き出す」「他人に説明する」ことで、潜在意識を一時的に引っ張り出す作業。
で、何に気付くかというと、一見ばらばらに見える出来事、それらがまるで運命の糸のようにつながっているということです。
振り返り方法はこちら
「40人のビジネスパーソンが絶賛した『1年の振り返り』完全マニュアル」
https://goo.gl/bakgw2
そして、いつも文章の書き方を人に教えていて感じるのですが、 この「言語化」という作業は、ただものじゃありません。何しろ本人たちが「先生!私の言いたかったこと、これです!」と自分の出した言葉にびっくりする始末(笑)
たいてい、そういう言葉は「表現方法がもう他にはない」と諦める直前に出てくるから不思議。アイデア出しでも、早い段階でぽんぽんと出てくるアイデアは、どこか薄く、浅い。ところが、考えて出して書いて、考えて出して書いて、という作業をうんざりするほど繰り返したあと、日本茶の最後の一滴のような場面で、じんわり出てくるアイデアがとても良いものになります。自分の意見を書く時も同じで、書き直し、書き直し、それをさらに書き直している最中に「あ!これだわ!私の書きたかったこと!」ということが、まるで神様からの努力賞のように出てくる。
振り返りは、その「言語化」した過去を、自分から幽体離脱するように俯瞰して見ることで、むしろ逆に自分の核心に触れられる体験。「ああ、私はこれをする為に、過去にあれをしていたのだ」「キーパーソンのこの人とこの人は、まったく畑の異なる人だけれど、私にとってはこのフィールドでつながっている。では、この人もキーになるのでは?」そういう「運命の流れ」のようなものが見えてきます。
概念のような朧気なものに「言葉」という、ある意味、型になることをはめて、まるで液体をコップに入れると体積というものが可視化するように、人に伝えられるようになる。それが言語化。こうして先人の知恵や思想は、ずっとずっと語り継がれてきました。ああ、哲学者に言葉を与えた神に感謝。
哲学者までは行きませんが(笑)私も振り返って、自分の過去を言語化した後、もう一度前を向くと、そこには道しるべが立っているのです。
自分の人生を4時間かけて言語化しました。そしてそれをコピーライターさんがまた言語化。
文章力養成コーチ・松嶋有香さん「あっちだ!っていう光が見えてきた」
https://sampoya.jp/category/yuka_matsusima/
第1話 壮絶ないじめ体験から自分を変えようと決心した9歳
第2話 どうやって9歳の私が性格を変えたか
第3話 中学で初めてギターを手にした
第4話 新体操部では踊りとリボンをデザインした
第5話 教育学部なのにミュージシャン目指して上京
第6話 音楽では食べていけず、塾業界へ
第7話 アメリカ、ドイツ、イギリスで国語教師に
第8話 6年間の専業主婦の後、国語塾を開業
第9話 国語指導よりも保護者指導が大切だと気付いた
第10話 大人にも文章術を教えられることを発見
第11話 教育の原点に帰る私
このインタビューからは半年近く経過し、私の歩く道はいよいよはっきりしてきました。
もちろん、小さい頃から寄り道が大好きな私は、これからも寄り道をたくさんするでしょう。
そしてその寄り道で拾ったものたちもリュックにいっぱい詰めながら、元の道を突き進むと思います。
今、私は、仕事以外に、2つのプロジェクトに関わっています。
一つは、高次機能障害者の方の、社会復帰の支援。寄付で終わらないクラウドファンディング。
もう一つは、学校教育だけに依存しない、学び場作り。
2つとも、12月から精力的に活動を始めます。このブログでもどんどん言語化、発信していきます。
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もともと私は過去を振り返るのが大嫌いでした。変えられない過去には興味がなかったんです。同じ理由で「歴史」も嫌いです(笑)
ところが、去年の暮れに「2016年を振り返る!一年総棚卸し大会」なるイベントに出たところ、確実に何かを掴んだ感触。
「振り返り」とは、過去を反省する作業ではなく、自分に何があったか、自分は何に注力したか、キーになる人物は誰で、その人との作業では何を探しているのかということを「言語化する」「書き出す」「他人に説明する」ことで、潜在意識を一時的に引っ張り出す作業。
で、何に気付くかというと、一見ばらばらに見える出来事、それらがまるで運命の糸のようにつながっているということです。
振り返り方法はこちら
「40人のビジネスパーソンが絶賛した『1年の振り返り』完全マニュアル」
https://goo.gl/bakgw2
そして、いつも文章の書き方を人に教えていて感じるのですが、 この「言語化」という作業は、ただものじゃありません。何しろ本人たちが「先生!私の言いたかったこと、これです!」と自分の出した言葉にびっくりする始末(笑)
たいてい、そういう言葉は「表現方法がもう他にはない」と諦める直前に出てくるから不思議。アイデア出しでも、早い段階でぽんぽんと出てくるアイデアは、どこか薄く、浅い。ところが、考えて出して書いて、考えて出して書いて、という作業をうんざりするほど繰り返したあと、日本茶の最後の一滴のような場面で、じんわり出てくるアイデアがとても良いものになります。自分の意見を書く時も同じで、書き直し、書き直し、それをさらに書き直している最中に「あ!これだわ!私の書きたかったこと!」ということが、まるで神様からの努力賞のように出てくる。
振り返りは、その「言語化」した過去を、自分から幽体離脱するように俯瞰して見ることで、むしろ逆に自分の核心に触れられる体験。「ああ、私はこれをする為に、過去にあれをしていたのだ」「キーパーソンのこの人とこの人は、まったく畑の異なる人だけれど、私にとってはこのフィールドでつながっている。では、この人もキーになるのでは?」そういう「運命の流れ」のようなものが見えてきます。
概念のような朧気なものに「言葉」という、ある意味、型になることをはめて、まるで液体をコップに入れると体積というものが可視化するように、人に伝えられるようになる。それが言語化。こうして先人の知恵や思想は、ずっとずっと語り継がれてきました。ああ、哲学者に言葉を与えた神に感謝。
哲学者までは行きませんが(笑)私も振り返って、自分の過去を言語化した後、もう一度前を向くと、そこには道しるべが立っているのです。
自分の人生を4時間かけて言語化しました。そしてそれをコピーライターさんがまた言語化。
文章力養成コーチ・松嶋有香さん「あっちだ!っていう光が見えてきた」
https://sampoya.jp/category/yuka_matsusima/
第1話 壮絶ないじめ体験から自分を変えようと決心した9歳
第2話 どうやって9歳の私が性格を変えたか
第3話 中学で初めてギターを手にした
第4話 新体操部では踊りとリボンをデザインした
第5話 教育学部なのにミュージシャン目指して上京
第6話 音楽では食べていけず、塾業界へ
第7話 アメリカ、ドイツ、イギリスで国語教師に
第8話 6年間の専業主婦の後、国語塾を開業
第9話 国語指導よりも保護者指導が大切だと気付いた
第10話 大人にも文章術を教えられることを発見
第11話 教育の原点に帰る私
このインタビューからは半年近く経過し、私の歩く道はいよいよはっきりしてきました。
もちろん、小さい頃から寄り道が大好きな私は、これからも寄り道をたくさんするでしょう。
そしてその寄り道で拾ったものたちもリュックにいっぱい詰めながら、元の道を突き進むと思います。
今、私は、仕事以外に、2つのプロジェクトに関わっています。
一つは、高次機能障害者の方の、社会復帰の支援。寄付で終わらないクラウドファンディング。
もう一つは、学校教育だけに依存しない、学び場作り。
2つとも、12月から精力的に活動を始めます。このブログでもどんどん言語化、発信していきます。