文章力養成コーチ ゆか先生の「書きまくるトレーニング」 徒然なるまま かきまくれっ!

国語について、そして書くことについて、つづっています。

中学生にスケジュール管理させるのには○○が必要だった!

2017年6月3日

私は、小金井市の公立学校運営連絡委員を委嘱されています。その関係で担当中学校の運営会議に参加できるのですが、その資料「学校経営方針」に見慣れない言葉が……。

質問してみたところ、生徒に時間管理、スケジュール管理、ひいては自己管理能力を身につけさせるプログラムに取り組んでいるとのこと。その仕組みを作っているのが、あの「能率手帳」。副教材というか、販促品というか、とにかく素晴らしい。さすが手帳の大家ですが、中学生向けにきちんと研究されています。教師向けに指導書もあり、それがとても充実していました。モチベーションを上げるイベントなども準備してあります。校長先生がいくつか説明してくださったのですが、もっと知りたいと思った私は、さっそく資料を請求しました。詳しく分かったら、また詳しい記事を書きますが、今日は校長先生とお話をして心動いた話を3つ。これは大人でも使えるノウハウです。

 

1 初心者のための3つのステップと3つの初体験

おそらく人生で初めて「スケジュール帳」を手にする中学生に対し、ステップが用意されています。

1 4月~6月 手帳に書き込むことに慣れる。

期限のある提出物や、定期テスト・学校行事など決まっていることを書き込んで行きます。大人にとっては、すごく当たり前のことですが、これを子どもがする衝撃的な効果が想像できるでしょうか?
「来週の月曜日までに○○を提出」小学校時代は頭で覚えるしかなかったんです。これを手帳に書き「見える化」する、人としての大進歩をスケジュール帳の上で体験するのですね。

2 7月~9月 1週間の目標と予定を立てよう

時間を意識する習慣を身につける段階です。これも大革命です。たしかに、学校には「今年の目標」だの「今月の目標」だの書いてあります。「クラスの目標」もあるでしょう。そこには、比較的抽象的な言葉で「自ら学び行動できるようになろう」「積極的に発言しよう」というような言葉が掲げられています。でもそれはその子が決めたことではありません。しかし、自分のスケジュール帳に書く目標は「自分の」目標です。しかも「今週の」! 子どもたちはどんなことを書くのでしょうか? 見本として見せていただいた手帳には「英単語テストで80点以上を取る」「読書感想文用の課題図書を読み終える」などの目標が書いてありました。これを見開き一週間のページの目に付くところに書き込むわけです。毎日これを目にする習慣からくる効果はどれほどのものなのでしょうか。興味があります。

3 10月~3月 1週間を振り返って来週の目標を立てよう

キタコレ!(笑)おそらく、小学生では一度もしたことがなかったであろう「PDCAサイクル」の登場です。目標を振り返り、できたかできなかったかを考える。できたのはなぜできたのか、できなかったことはなぜできなかったのか。これを考える機会がここにはあるわけです。

このプログラムのポイントは、全てをいっぺんにやろうとしていないことだと思います。ステップ1に3ヶ月もかけなくていいのでは?と思うかもしれませんが、中学生になったばかり、新しいクラス、新しい友人、部活動も小学校にはなかったこと。何もかも初めての状態で、PDCAまで教えるのは酷ですが、このゆるやかさならば、素晴らしいスタートをきれるでしょうね。

 

2 指導法ではこれがすごい! 成功の秘訣「2つの設定」

「手帳を開く時間と場所を決める」

え?そこ?と拍子抜けした人は、おそらく……ご自身がスケジュール帳の管理が苦手なのかもしれません。自画自賛になりますが、私も、そして私の周囲のスケジュール管理が上手な人の特徴として「手帳を開く時間と場所が決まっている」このルールを感じます。ノルティーのプログラムでは「時と場所」2つを決めなさいとしています。私は校長室で見本を見ながら「さすが!」と声を上げてしまいました。
ちなみに、私は「寝る前にリビングで」です。

3 中学生にスケジュール管理させるには、モチベーションが必要だった!

モチベーションアップの取り組みとして、全国レベルでは「手帳甲子園」、校内では、手帳コンクールがあります。上手に活用している子、成果を上げている子の他に、「綺麗にかけている子」についてお話くださいました。確かに、女子にはかなりモチベーションアップにつながることかもしれません。効果は二の次。まずは「スケジュール帳ってめちゃ楽しい!」感覚でしょうか。

スケジュール帳をデコろう!Instagramで自慢しよう!

ホームページを拝見すると、流石、これまた凄い取り組みです。大人とは違うモチベーションアップの秘訣がごろごろしています。私はハッとしました。どうも私は「効率」ばかり考えすぎるようです。長続きしないと、いえ、その前に取り組む「意欲」を作らないと子どもって着いてこないのかもしれません。この感覚が欠如しているように感じました。私の教材の課題ですね(笑)

NOLTYスコラ|みんなでスコラ手帳の表紙をデコろう!!

ノルティスコラInstagram

 

 余談 生徒手帳の消滅

私の時代もそうですし、息子のもそうですが、生徒手帳は相変わらずあの胸ポケットサイズです。そして、中を開けると、校則がびっちり。もう老眼の私には虫が整列しているようにしか見えません(笑)
息子の場合は、欠席届や早退届などが縮小して印刷されており、実際に使用する時にはそれをA4に拡大し、記入捺印し、提出していました。
でも校長先生がこうおっしゃるんです。「これ、使わないんですよ。男子学生は洗濯機で回して終わりです」(笑)
先生が仰るには、本当に必要な身分証明の部分は、カード化できると。で、他の校則やら何やらは、配布と携帯義務があるので、その解決策として、スケジュール帳に挟める薄い別冊にしてしまおうとのことでした。
これは素晴らしい。
私は、校則やら何やらもpdf化してQRコード化して身分証明カードに印刷してしまえば?と思ったのですが、そこまではまだ規則でできないようです。

 

最初の成果 忘れ物が減った

このスケジュール帳を活用するようになり、提出物の遅れや忘れ物が減ったそうです。まだ効果が出ていない子もいるようですが、うまく活用できるようになったら大丈夫でしょう。だって、書いてあるんですからね。それを見る機会がきちんと定着したら、きっとそういう子どもも忘れ物が減るようになると思います。

ノルティ手帳の取り組みについてはノルティスコラのホームページをご覧ください。

ノルティ手帳に関しては、資料が届いたらまた詳しく書きます。
また、スケジュール管理に関しては、指導意欲がむくむく湧いてきていますので、子ども向けプログラムが運用できないか、考えてみます!

 

 

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