文章力養成コーチ ゆか先生の「書きまくるトレーニング」 徒然なるまま かきまくれっ!

国語について、そして書くことについて、つづっています。

伝え終わったら待つ

2023年5月18日
私はこんなにがんばっているのに!
自分が不利だと思っているから、つい言葉も厳しくなるよね。
でも、伝えたいことを伝え終わったら、待つしかない。
相手の行動が、それによって変わるか変わらないかだけど、その行動を選ぶのは相手だよね。

8時になったら勉強するって約束したけど、うちの子は8時になってもダラダラとゲームを続けているはず
帰りに洗剤買ってきてねって頼んだけど、うちの旦那はきっと忘れて帰ってくるはず。
他人は自分の想像した通りに行動する
以前、そんな記事を書きました。
https://note.com/yukamatsushima/n/n865e81e2bbe6
私がいくら言っても、あの人は変わらない。
ここには、2つの真理が働いている。
1つは、さっきの記事にあるように、あの人は変わらないと思ってるうちはその人は変わらないということ。つまり心から信用していないということ。
もう1つは、変えられないものを変えようとしているが、変えられるのは自分の行動だけだということ。

つまり、何か意見の食い違いがあった時に、
私がいくら一生懸命お願いしてもあの人は変わらない。
という場合は、
1 そのセリフを言うために、自分が相手を呪っているということ
2 やっぱり他人は変えられないという真理をそろそろ受け入れろや!という神様のサイン(笑)

そう。この世には、過去と他人は変えられないという原理原則がある。
起きてしまったことは、タイムマシーンでも開発されない限り変わらないし
、他人の行動は、その人に自分の魂が乗り移らない限り変えられない。

説得するとか、怒鳴りつけるとか、脅すとか、そういう方法で相手の行動を変えられる場合はあるけれど、それは相手が妥協や恐怖ゆえに行動を変えたからで、自分の力で変えたわけじゃない。
ただ、こちらからの言葉のよるアプローチは大切だと思う。それこそ人間はテレパシーが使えないので、自分の気持ちは「言葉」にしないと相手に伝わらないからね。その言葉は、相手の行動のきっかけになるかとは思う。
ただ、説得する、怒鳴りつける、脅す。どれも程度の差こそあれ、自分の意見の押し付けしには変わりない。どれも相手にストレスだ。だから伝えたいことがあれば押し付けにならないように、アサーティブに伝えることは大事だ。

私はこんなに思ってるのに
とか
私はこれだけしてるのに
とか
そんな押し付けがましい言い方をしたら、もうそれは「伝える」ということ以上の行為になってしまう。
でも、このアサーティブが実に難しい。
誠実、率直、対等、自己責任。

私はこんなにがんばっているのに!
自分が不利だと思っているから、つい言葉も厳しくなるよね。
でも、伝えたいことを伝え終わったら、待つ。
相手の行動が、それによって変わるか変わらないかだけど、行動を選ぶのは相手だ。
子供も友人も恋人も家族も、みんなそう。

特に、子どもに関しては勘違いをしがち。
自分から生まれたかもしれないけれど、自分のものではないので、
コントロールしようとしないこと。

コントロールできないから諦めるとかじゃなく、コントロールしてはいけない存在なんです。


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