文章力養成コーチ ゆか先生の「書きまくるトレーニング」 徒然なるまま かきまくれっ!

国語について、そして書くことについて、つづっています。

教育改革、うちの子ギリギリセーフ♪ではいけないワケ

2017年3月8日

2020年大学入試改革が行われます。明治維新以来の大改革だということはもう耳タコ状態だと思います。この大改革に伴い小中学校も新指導要綱に変わり、授業の内容や評価の方法に影響が大きく出ます。実際我が子が何年生の時に何があるのか、一度把握しておきましょう。そして、現在中3以上のお子さんをお持ちの方、「ラッキーうちの子ギリギリセーフ♪」ではいけないワケをお伝えします。

まず、お願いなのですが、この改革についてはまだ審議中の部分もありますし、当初予定されていたものの延期もありますので、この記事にある開始年月や内容で全てを判断しないようお願いします。なお、高校の改革については今月中に公表があります。

文科省からの発表があるたびに、変更や追加などがありますから、その都度またブログで書いていきますね。
ご自身でも色々調べてみると良いかと思います。

さて!なぜ私がこのようなタイトルを付けて力説するのかというと、まあ職業柄というのもあるのですが、自分が丙午(ひのえうま)生まれだからなんですね。気になる方はブログの最後の方に「丙午と共通一次」として書いてありますので、読んでください。もうタイトル読んだだけで分かる方には分かりますよね?

自分のお子さんが何年生の時かメモしてください

・2018年度 小学校5、6年生 英語が正式教科になります。
・2020年度 大学入学希望者評価テストが始まります。
・2020年度 大学個別入試も変化します。
・2022年度 プログラミング教育が必修化します。
・2022年度 新科目が高校でスタートします。
・2024年度 大学入学希望者評価テストに記述問題が導入されます。

英語について
2月14日、文部科学省は、小中学校の新学習指導要領案を公表しました。
英語に親しむ活動の開始を、小学5年生から小学3年生に前倒し、小学校5、6年生では英語を正式な教科にします。
新学習指導要綱では、「発表」や「グループ活動」などを伴う「対話的で深い学び」で思考力や主体性を伸ばすとしています。
昨日お話ししたアクティブラーニングの時代に入るわけです。
なお、新学習指導要綱は、小学校は2020年度、中学校は2021年度から実施する予定です。

大学入学希望者学力評価テストについて
現行の「大学入試センター試験」に代わる試験です。
センター試験で重視されていた「知識力」だけでなく、「思考力・判断力・表現力」を測る試験になっています。
「高等学校基礎学力テスト」も実施されます。

高校の新科目・プログラミングについて
日本と世界の近現代史を中心に学ぶ「歴史総合」や、世界の生活や防災対策などを扱う「地理総合」などが高校の必修科目になります。また公民に「公共」「情報I」という新科目も設置。この「情報I」ではプログラミングを学びます。

大学入試の記述問題について
採点が難しいということで少々遅れ気味ですが、実施に向けては確実に動き出しているようです。
それに伴い、中高入試も記述式を取り入れる学校が増加しています。


大学入試において、パソコンなどコンピューターを使って解答、解答するCBT(Computer Based Testing)方式は、2024年度から始まる予定。キーボードで文章を入力する、音声を入力するといった使い方についても検討されています。

 

我が家の対策

ご自身のお子さんがどの改革に当たるか把握できたでしょうか。
2017年4月からの新学年で言うと、

・大学入学希望者評価テストは新中3から下
・記述式の大学入学希望者評価テストと高校の新科目、小学校の新英語は新小5から下
・外国語活動とプログラミング教育の必修は新小3から下

ということになります。
対策としては、まず「書く力をつける」「英語力をつける」「プログラミングの基礎を知っておく
この3つが挙げられますね。
大学入試が全てではありませんが、そもそも大学入試改革自体が、グローバルに日本の教育を考えて成されることですし、社会で働く私たちから見ても、この三つの力は将来是非とも子どもに付けたい力です。
特に「書く力」に関しては、付くまでに数年以上かかるものですから、小学校低学年から習慣にしておきましょう。
まあ、ここについては専門なので、またブログで語って参ります。
英語学習については、日本語での思考がしっかり整った頃からの学習を強くお薦めします。
この点についても日を改めて「力説」しますので、お楽しみに。

 

ラッキーうちの子ギリギリセーフ♪ではいけないワケ

さて、この表題ですが、実体験から来ております。実はこのあとでも書いているのですが、私は大学入試制度が大きく変わった年に当たりました。前年までは国立は2校受けられましたが、この年から1校しか受けられなくなりました。
また、科目も大きく変わり、前年度までの過去問も役に立つのか立たないのか、倍率はいったいどうなるのか手探り状態での受験でした。私はなんとか志望校に合格できましたが、私より成績の良い人達が受験校を下げても二次で受からないなど、大波乱の年でした。何をどうすべきだったのか、当時の私には分かりませんが、今教育現場にいる私には分かります。
簡単に言うと「何でも来いや!」にしておけばいいのです。
そして、新中3生以上は「ギリギリセーフ♪」と思うかもしれませんが、社会に出たら、この新教育を受けた後輩がどーんと入ってくるわけです。「ゆとり」の失敗は二度としない。そんな改革ですから、たった学年一つの違いで「世代」が変わるとみて良いでしょう。
英語についても、記述方式にしても同じです。例えば新小6は、記述式の大学入試は受けなくて済みます。しかし、社会に出たら、記述式でバリバリ育った後輩が入社してくるわけです。プログラミングにしても同じですよね。
その為には、基礎学力を付けることはもちろんですが、何に向かって大学は入試改革をしているのかを知り、それに対応できるようにしておく、もっというと、その先につながる社会から、どんな人間を要求されているのかをしっかり見極め、少しでもそれに近づくことが大切でしょう。
昨日のブログでお話しした通り、家庭の文化的背景が重要になってきます。
新科目や新課程に向け心の準備をし、できることは準備しておく。その上で、地頭や生きる力を家庭で付ける。それが大切だと思います。

 

付録「丙午と共通一次」

丙午(ひのえうま)?
はい、60年に一度の実に縁起の悪い年でして、110年前の丙午の時までは、生まれた子が女の子だった場合、なかったこととして川に流されていたような干支です。私の生まれた50年前もこの迷信により、子供をもうけるのを避けたり妊娠中絶を行ったりした夫婦が多かったのです。私の生年1966年の出生率は、前年に比べて25%下がり、人口ピラミッドでも分かりますが、この年だけがくんと少なくなっています。前年25%減ですよ!

そして、この年生まれは人口が少ないからなのか、共通一次試験開始や教科書改訂などの改革が行われた生まれ年でもあります。
そして、私の上の代が浪人した場合、もろその影響を受ける年でもありました。
つまり、自分が大学入試の為に勉強をした傾向が、浪人すると役に立つかどうか分からないという状態になったのです。
もちろん入試制度については移行措置はありますが、社会には猶予がありません。
新課程で学習した後輩の先輩になる可能性の方が高いのです。

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