文章力養成コーチ ゆか先生の「書きまくるトレーニング」 徒然なるまま かきまくれっ!

国語について、そして書くことについて、つづっています。

中高生コース「カキマクル個別指導オンライン」

2020年9月22日

思春期の子どもたちのに必要なこと


小学校を卒業し、大学に入学するまでの6年間。体は大きく変化し、親から自立しようともがき、友達とのトラブルに巻き込まれ、時には自暴自棄になったり、引きこもったり、そうかと思うと上機嫌になることも。保護者の方からしたら、ちょっと手に負えなくなってくる年ごろですね。でも、それでいいのです。大切な成長過程です。


そんな思春期の子どもたちに必要なのは、思考の整理方法を知ることです。頭の中にパンパンになっている思い、逆に言葉になっていない静かな思いを言語化し、整理していくこと。私にできることは、その方法を教えることです。教材を通じて思春期にありがちなトラブルの解決法も示します。

小学生コースとは異なり、入会後は生徒と直接やりとりをします。どうぞ教育経験豊富な私に、お任せください。






1 思考の整理術


私たち日本人は「思考言語」も日本語です。ただ、語彙が少ないと、思考についてもきめ細かい表現ができなくなります。なんでもかんでも「すごい」「やばい」で済ませることになれてしまうと、思考も浅くなります。大人でもそうなのですが、例えば「面倒くさい」という言葉一つで気持ちを表現しがちな子。「面倒くさい」と同じ意味の言葉には「煩わしい」「うるさい」「難しい」「厄介だ」「しんどい」などがあり、微妙にニュアンスが違います。自分の表現したい「面倒くさい」はどれなのか、考え抜くことから始まります。「本当に言いたいのはその言葉でいいの?」という問いを投げます。新しい表現方法も教えます。最初はなかなか言葉が出てきません。でも、だんだんと表現の幅が広がると、出てくるようになりますし、そのたびに思考も深くなっていきます。

2 表現方法


自分の思いが出そろった時、あとは、どれを選ぶか、捨てるか、順番はどうするか、エビデンスとして何をそろえて相手を納得させるのかです。この「表現」に必要なのも日本語です。まずは「型」を使った表現方法を指導します。1500字の課題に、これしか書けないと300字を提出したような場合も、何をどうしたら増えるのか、教えていきます。


3 生きるヒントになる教材


教材として、本、TED動画などを使用します。これらのものは、教材としても優秀です。思春期の子どもたちにぴったりの本や動画を選んでいます。課題を読む、見る、そのこと自体が、子どもたちの生活に生きるような教材を選んでいます。


今まで扱ったTED

エリザベス・ダン「人を助けることで幸せになれる」
ケリー・マクゴニガル「ストレスと友達になる方法」
シャイ・マルクー「夜にぐっすり眠ることの利点」


課題図書(全受講生にプレゼントしています)
『7つの習慣TEENS』


授業の流れ


1 まず私からメールで課題を出します。何を書くのか指示しますので、1200字程度で書いてもらいます。Wordでも手書きの原稿用紙でも構いません。
2 書いたものを見ながらオンライン授業をします。zoomを使っています。
3 書き直しをします。それを提出してもらいます。この書き直しが本当に大切です。
4 書き直したものを見ながらオンライン授業をします。

この1~4で1サイクル。つまり、1つの課題につき、オンライン授業は2回になります。



指導の見本(高1女子)


題材 アンジェラ・リー・ダックワース「成功のカギは、やりぬく力」



https://www.ted.com/talks/angela_lee_duckworth_grit_the_power_of_passion_and_perseverance/transcript?language=ja

課題



どんな子どもが成績がいいのか、どんな人が成功するのか。
その力はどのようにすると付くと分かっているか。
自分はどのようにしたらいいのだろう。

生徒の提出文章第1回



まずは授業の前の日までに提出できるよう、原稿を書きます。うまく書けなくても大丈夫。そこをなんとかするのが私の仕事です。提出方法は原稿用紙に手書きでもWordなどのドキュメントでも構いません。

 

赤ペンを入れながらのzoom授業第1回



私の指導は大きく2つ

1つは、国語的な指導です。文法や漢字のミスを直すと同時に、その原因を生徒と考えます。

2つめは、思考言語を表現言語に直す手段について。例えば考えの浅い場合は深めるヒントを与えます。また語彙を増やすために類義語の提案をし、自分の考えに一番近い言葉を選ばせます。さらに、教材にした内容について、会話を通じて理解を深めます。

生徒の提出文章第2回



授業を受けて、作文を書き直してもらいます。この書き直し作業はとても重要なのですが、学校ではなかなか受けられないかと思います。第1回に比べ、思考も深まり、表現も豊かになっています。

赤ペンを入れながらのzoom授業第2回



再提出された答案をもとに、さらに赤ペンを入れながら授業をします。

良くなったところ、これから気を付けたいところを指示します。
最後の原稿を薄目を開けて見てみてください。大きく6つの塊に分かれているのが分かると思います。これが段落です。一段落に一内容というルールを徹底させて書かせています。このような段落の使い方ができるようになると、逆に「読解」が楽になってきます。書き手に回ると読み手としても優秀になるのですね。

詳細はこちら
https://www.maholab.org/post/yuka_20200914

ふりかえり


授業が終わったあとは、メールやGoogleドキュメントを使い、ふりかえりをしています。

今日の授業の振り返り
1分かったこと・感動したこと
2分からなかったこと・疑問に思ったこと
3もっと知りたい、もっと考えたいこと

授業を客観的に振り返り、今の授業で何が分かったのか、まだ分からないことは何か、興味を持ったことは何かのメタ認知をする作業です。ここでも言語化することで、授業内容を確実に自分のものにしていきます。

第三の大人


授業の最初の5分間は、言葉が出てきやすくするために、コミュニケーションを取っています。学校の様子、部活の話、最近興味があることなどを話してもらっています。
子どもには、学校の先生と両親以外に「第三の大人」が必要だということは、もう有名な話。社会に育ててもらうということですね。できるだけ多くの大人に育ててもらいましょう。私もそのうちの一人になります。

受講料について


授業4回分で10,000円です。上記「授業の流れ」で1課題につき授業は2回になるとあります、基本的に1週間に一度の授業ですから、約1か月の受講料だと思ってください。
1回目の授業終了時にPayPal経由で請求書を送ります。そのメールに従ってお支払いください。銀行振込も可能です。その場合はあらかじめお知らせください。

定期テスト中は?


基本的に本人と相談します。定期テスト中でも関係ない、ペースを崩さず続けたいという子もいれば、定期テスト中はテストに集中したいという子もいます。授業4回分で10,000円です。上記「授業の流れ」で1課題につき授業は2回になるとあります、基本的に1週間に一度の授業ですから、約1か月の受講料だと思ってください。
1回目の授業終了時にPayPal経由で請求書を送ります。そのメールに従ってお支払いください。銀行振込も可能です。その場合はあらかじめお知らせください。

海外受講生について


状況により、指導内容を変えています。不足しがちな漢字学習をプラスすることや、むしろ漢字学習や日本語の文法をメインにすることもあります。まずはご相談ください。ただし、使用言語は日本語です。
時差の関係で、現地時間の登校前や帰宅後すぐのような時間になってしまうこともあります。土日にする場合が多いです。まずは、お問い合わせください。

現在の空き状況


1週間に一度の授業なので、曜日を決めています。現在は私一人で授業をしていますのですでに埋まっているコマもあります。まずはお問い合わせください。

なお、海外在住の場合はその国との時差もありますので、日本時間の朝や昼間など、柔軟に対応しています。分からないことなどがあれば、お気軽にお知らせください。

 

 

 
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