わざと難しい言葉を使う
2017年2月6日
人間は、知っている言葉しか話せません。当たり前ですよね。大人も子どももそうですよね。
でも、知っている言葉だけで生活していると、語彙は増えません。
例えば「今日の夕飯何にしよう……」「あーお腹が減ったな……」そんなことですら、人間は言葉を使って考えています。自分の将来のこと、今抱えている問題のことも、ノートに書きだすにしろ、人に話すにしろ、言葉を使います。つまり、使える言葉を増やすということは、思考の道具を増やすということになります。
語彙を増やすということは、世界を広げるということ。自分の子どもには世界を広げてほしいですよね。今日は「わざと難しい言葉を使うこと」についてお話しします。
子ども「今日は、なわとび大会の練習でめちゃくちゃ疲れた~」
親「そんなに疲労困憊しているなら、ゲームは無理ね~(ニヤリ)」
「ゲームは無理っ!? なぜ?」子どもは必死に考えます。
「ヒロウコンパイって?」と聞いてくるはずです。
そこがチャンス!
低学年のうちは「めちゃくちゃ疲れていることよ」とお子さんの言葉をそのまま返しても構わないでしょう。お子さんが、国語辞典の引き方を知っている場合は、「さあね~、調べてみたら?」と返すのもテです。その時の子どもの様子、食いつき度によって、言葉の意味を教えてしまったり、辞書をひかせたり、いろいろ反応を変えてみてください。
また、子どもとの会話の中で使う言葉を、わざと少し難しい言葉に言い換えることは、語彙数を増やすよい機会になると思います。
最近、大学生にレポートを書かせると、「やばい」という言葉が出てくるそうです。学生の使い方は、本来の意味から離れていることがほとんど。また「やばい」は「すごい」「きわどい」「とても」という状態だけでなく、いろいろな意味を含みます。なので、便利と言えば便利なのですが、その分、思考が曖昧になります。最近では「本当に美味しいですね」ということを表す時に「やばっ」なんて言います(笑)
また、知っている言葉が少ないために、長い文章が書けない社会人もいるそう。言葉を知らないので、自分の複雑な心が言葉で表現できないのですね。
語彙を増やす方法としては、私は「読書」を一押ししますが、何気ない日常の会話の中で、子ども用の言葉を使わない、そんな工夫で語彙を増やしてみるのも良いでしょう。
通じるかどうかで、子どもの語彙量が分かる良いチャンスでもあります。
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でも、知っている言葉だけで生活していると、語彙は増えません。
例えば「今日の夕飯何にしよう……」「あーお腹が減ったな……」そんなことですら、人間は言葉を使って考えています。自分の将来のこと、今抱えている問題のことも、ノートに書きだすにしろ、人に話すにしろ、言葉を使います。つまり、使える言葉を増やすということは、思考の道具を増やすということになります。
語彙を増やすということは、世界を広げるということ。自分の子どもには世界を広げてほしいですよね。今日は「わざと難しい言葉を使うこと」についてお話しします。
ヒロウコンパイって!?
子ども「今日は、なわとび大会の練習でめちゃくちゃ疲れた~」
親「そんなに疲労困憊しているなら、ゲームは無理ね~(ニヤリ)」
「ゲームは無理っ!? なぜ?」子どもは必死に考えます。
「ヒロウコンパイって?」と聞いてくるはずです。
そこがチャンス!
低学年のうちは「めちゃくちゃ疲れていることよ」とお子さんの言葉をそのまま返しても構わないでしょう。お子さんが、国語辞典の引き方を知っている場合は、「さあね~、調べてみたら?」と返すのもテです。その時の子どもの様子、食いつき度によって、言葉の意味を教えてしまったり、辞書をひかせたり、いろいろ反応を変えてみてください。
また、子どもとの会話の中で使う言葉を、わざと少し難しい言葉に言い換えることは、語彙数を増やすよい機会になると思います。
やばっ
最近、大学生にレポートを書かせると、「やばい」という言葉が出てくるそうです。学生の使い方は、本来の意味から離れていることがほとんど。また「やばい」は「すごい」「きわどい」「とても」という状態だけでなく、いろいろな意味を含みます。なので、便利と言えば便利なのですが、その分、思考が曖昧になります。最近では「本当に美味しいですね」ということを表す時に「やばっ」なんて言います(笑)
また、知っている言葉が少ないために、長い文章が書けない社会人もいるそう。言葉を知らないので、自分の複雑な心が言葉で表現できないのですね。
日常会話で小さな練習
語彙を増やす方法としては、私は「読書」を一押ししますが、何気ない日常の会話の中で、子ども用の言葉を使わない、そんな工夫で語彙を増やしてみるのも良いでしょう。
通じるかどうかで、子どもの語彙量が分かる良いチャンスでもあります。