文章力養成コーチ ゆか先生の「書きまくるトレーニング」 徒然なるまま かきまくれっ!

国語について、そして書くことについて、つづっています。

市民としていじめ問題に関われること

2019年6月30日

 

小金井市いじめ防止条例検討委員会に提出した論文です。

教育心理学を学んだ者として、青少年健全育成委員として、また一人の人間として、子どもたちの現状を観察した時、校内暴力や暴走族のような、言ってみればアクティブなストレスの発散は少なくなり、子どもたちは、一見おとなしくなったように見える。しかし、思春期の気持ちや身体の変化、それにともなう不安定な精神が、時代と共になくなったわけではない。相変わらず子どもたちは常に何かもがき続けている。

以前は、その矛先が「学校」「教師」、そしてその先にある「権力」や「社会」に向けられていたが、最近はターゲットが完全に「弱者」だ。このように自分自身より弱い者に向けられたものを「いじめ」であると私は考える。それは大人でも同じことで、思春期に正しい知識を身につける機会がなく、校内暴力後の静寂な時代を過ごした「おとなこども」が、今、家庭内、職場内において、ハラスメントの問題を起こしているとさえ言える。

その原因は、少子化、家庭環境の変化、親の子どもへの関わり方の変化など様々だが、原因をさぐると間にも「教育」が必要であると考える。「いじめ」は全人類の歴史を通してみたとしても「悪」だ。それは、他人の「生きる権利」を奪うからである。

デジタル機器の進化の影響も大きい。LINEを始めとするコミュニティツールとしても有能なオンラインの居場所の出現により、ブロックによるコミュニケーションの拒否を初め、裏アカウントによるいじめや、加工した写真などの永久に消えないいじめ材料のデジタル化なども可能になり、その影響力はたとえ加害者が後悔して中止し、改心したとしても、永久にデータベース上に残る。しかし「これは一生残るぞ」などの脅しでは、行動を変えられないほど、今の子どもたちのいじめによって得られる、所属集団への承認欲求は膨らんでいる。

対策の取り方についても問題が多い。効果のない、いじめについてのアンケート、自殺者が出てから担任がクラスの実態を知るなどの目立ったトラブルもある。

私は、PTAや地域活動が活気づいてきた今の小金井市だからこそ、できることがあるように感じる。ネットワークを超えたチームの力を感じる。「東京でも、この小金井だけは、なぜかいじめが少ない。」そう噂され、子どもたちが安心して過ごせる、そんな街になってほしい。私は色々なコミュニティに所属しているので、様々な角度から見た意見が出せそうである。

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