文章力養成コーチ ゆか先生の「書きまくるトレーニング」 徒然なるまま かきまくれっ!

国語について、そして書くことについて、つづっています。

お子さんの夢に制限かけていませんか?

2021年12月3日
みなさんは、お子さんの夢、応援していますか?
小さい頃「大きくなったらサッカー選手になりたい」「パティシエになりたい」「ユーチューバーになりたい」と言っていた子どもに対して、微笑ましく笑っていた親も、いざ、子どもが大きくなり、進路決定の時に同じことを言えば、反対するようになります。

「それはほんの一握りの人しかなれない」「もっと堅実な仕事に」「そんな仕事では生活が大変」

私も親なので気持ちは分からなくもありません。
でもこれって、どういう状態かというと、親は「叶えられそうな夢しか応援しない」ってことですよね?
つまり「親の想定内の仕事に就いてくれ」ってこと(笑)
もし、自分がそう言われたら、イヤじゃないですか?

まして、想像力が豊かな親ならまだしも、いまだに自分の就職時代に存在した仕事しか知らない親だったら大変です。
今は、親が就職した時代には存在しなかった仕事もゴロゴロあります。

また、親の時代に花形だった仕事も、今は魅力的な仕事とは言えない場合もあります。
皆さんがこの職業についていたら、大変申し上げにくいのですが、AIの登場により、公務員、銀行員、税理士、司法書士なども、今後は不要になる仕事に名前を連ねています。なるのが大変な弁護士なども、AIの方が優秀だとか。また、人口減少に伴い、閉鎖業務ばかりになる公務員は、これからの時代、労力の割に魅力のない業務ばかりで、安定どころか、メンタル的にもキツイ職業になっていくでしょう。

そして、今、子どもたちの夢の代表、プロゲーマーなどが普通の職業になる時代も来ますし、また、それが廃れる時代もこれまたやって来るのです。

「AI時代に代替されない仕事に就けば」というアドバイスもいつまで持つものか(笑)これまた想像の域を出ません。何があるか分からないのですから。AIそのものだって、親が就職した時代には存在しなかったものですよね。

つまり、想像力の乏しい親の、想定内の仕事に子どもを仕向けるということは、大変リスキーだということです。
では、どうしたらいいのでしょう?

答えは自ずと見えてきますね。そう、予測が不能な未来に生きていくお子さんの為に親が出来るのは、応援だけです。子どもの仕事は親が決めない。子どもが何を言おうと、子どもが決めたことに対し、親ができるのは応援だけ。親が責任を取る必要さえないのです。
親が変な制限さえかけなければ、子どもは自分の好きな仕事を責任をもって選び、自信を持って人生を生きていくでしょう。

そして、これらの大前提として「信頼」があります。
「お父さんはいつでも僕の見方だ」
「お母さんは私のことを心から応援してくれる」
そのように「信頼される親」に、あなた自身がなること。子供の将来を案ずるより、自分が信頼される親になることに注力しましょう!


お問い合わせ