文章力養成コーチ ゆか先生の「書きまくるトレーニング」 徒然なるまま かきまくれっ!

国語について、そして書くことについて、つづっています。

あいうえおのうた

2017年4月24日

「素敵な五十音の歌、ありませんか?」とリクエストが来ましたので、2冊紹介します。

あいうえおうた
谷川 俊太郎 (著), 降矢 なな (イラスト)

とにかくイラストが強烈。『ともだちや』や『おっきょちゃんとかっぱ』で有名な降矢ななさん。子どもたちがぐぐーっと絵に引き寄せられます。そこに、谷川俊太郎さんの巧みな詩。
こうして見事にこういう世界にはまってほしい、国語教師としてそう思う本です。
私たち国語教師は、こういう世界が美しいと思ってほしいこういう日本語を慈しんでほしいという思いはあるのですが、自分が美しい文を書けるわけでも、子どもを惹きつける絵が描けるわけでもありません。でも、本を紹介することはできる。そして、国語教師が本を紹介するというのは、そこに国語教師であるべき存在価値があるわけです。この本はまさに国語教師が、自分ができないことを著している本。
ぜひ、図書館や本屋でお子さんと手に取ってみてください。一人で買ってはいけませんよ。お子さんと見て下さいね。どんな顔をするのか、そっと覗きに行きたい気分です。

北原白秋 (日本語を味わう名詩入門) 

萩原昌好 (編集), メグホソキ (イラスト)

『五十音』収録。こちらは中・高学年向け。内容の理解となると中学生以上が向いているように思いますが、そんな線引きはいりません。詩そのものを楽しんでください。

「わが生いたち」より
空に真っ赤な
片恋
海雀
薔薇二曲
雪に立つ竹
雪後
雪後の声
庭の一部
雀よ

落葉松

あてのない消息
言葉
五十音
空威張
赤い鳥小鳥
揺籃のうた
さより
この道
からたちの花

この22編の詩は、歌になったものも多いですが、まずはメロディをつけずに音読してみてください。心にスーッと染み入ります。

「あいうえおうた」「五十音」
今日はこの2編を紹介しました。
五十音表や五十音ドリルで系統だって学ぶのも良いですが、詩歌で聞く「あいうえお」は言葉本来の美しさがあっていいですよね。

 

 

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