文章力養成コーチ ゆか先生の「書きまくるトレーニング」 徒然なるまま かきまくれっ!

国語について、そして書くことについて、つづっています。

芯が通った文章は七難隠す

2017年6月5日

「文章は準備してから書け」というのが私の流儀なんですが、具体的に何を準備するのか、書くことをどういう手順で進めていくのか、書いた後どう推敲するのかまとめてみました。

昨日の記事「ブログを書く前にこれだけは決める4つの重要事項」がとても人気で、非常に大勢のみなさんに見てもらえたようですので、調子にのって関連記事をもう一つ。
細かい注意ではなく、ざっくり「書く手順」を紹介します。

  1. 結論を決める
  2. 書く準備をする
  3. 書く
  4. 推敲する

 

1 結論を決める

昨日の記事で言えば「20秒で言えないものを世に出すんじゃない」
これは、コンテンツが優れているかどうかということではなく、あなたの意見は決まっているのか?ということ。そういう意味では、ほんとくっだらない内容でもいいんです。それを通してあなたが何を言うのかさえ決まっていたら。

 

2 書く準備をする

つまり、資料ですね。この資料は大きく分けて二つあります。「内なる資料」と「外部資料」です。

「内なる資料」

これは「内省」と「経験談」です。とことん自分と話し合うこと、そして経験を思い起こすことです。私はこの段階では、SNSなどをシャットアウトします。そして付箋紙やノートや手帳を使い、どんどん中から出します。
これは、書いている途中でも出てくるものなので「えー、そんなこと書いていたら出てくるじゃん」という人の意見には賛成。ただ、その人は二度手間になります。確実に

「外部資料」

重視するのは紙資料です。あとはネット上の学術論文。軽視するのはネット上の情報。ただし、参照として紙媒体の名前が挙がっているものは優先的に使用。Wikipediaや知恵袋はできるだけ使いません。Wikipediaを使うのだったら、辞書を引きます。書く場合に限ってですが。普段の「あの女優さん何の映画に出てたっけ?」というのなら私はWikipediaが便利だと思います♪

 

3 書く

この方法については、本が書けるほどネタがあります。ブログに書いてきましたし、これからも書きます。
簡単に紹介すると、段落を決めて、段落ごとの結論を書いたら、それぞれの結論を膨らませていくだけです。

 

4 推敲

俯瞰推敲」と「細部推敲」を繰り返します。
最初から細かくチェックすると、途中でモチベーションもテンションも体力も根性も消えてしまうので、まずは俯瞰してざっくり。段落構成を見て、話の流れがおかしくなっていないかチェックします。
細部については、一文一文とにかく「音読」です。みんな「音読」の絶大な効果を過小評価し過ぎです。きっと恥ずかしがり屋さんなのかもしれません。とにかく、言葉間違いや、重複、文のねじれや、構成の不具合、これら全てが「音読」することで発見できます。一番安い添削ツールです。できたら、弁論部か?と思うくらい大きな声で試してみてください。効果がすぐに分かります。電車の中などでできない場合は片耳ふさいで小さい声で、音読をしてみてください。私はもう30年ぐらい指導していますが「音読が役に立たなかった」という人はひとりもいませんでした。そうだ、今度「音読」だけで1記事書こう。

次のメモは私のノートにあったものです。書いたのは去年。

 

すべては結論の為に

以上1~4の作業は、すべて1の「結論」の為に存在します。邪念は不要。全て結論の為です。全てを結論の為として書くと、余計なことは書かないし、足りないこともないんです。
それが「ぶれない」ということです。そして、この一本芯が通った文章は七難隠すのです。
よく、文章が下手で~という人は、表現力とか、それこそ比喩だの語彙だの言います。それが「七難」に当たるわけですが、そんなことは書いているうちに身につくものです。
それより、結論をしっかり持って、全てに一本筋を通す。これを意識していると、とにかく伝わる。強いですよ!

 

 

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