良い文章は、結論から始め促しで終わる。
2017年3月24日
「結局この人なにが言いたいの?」と疑問を持ちながら読み始め、結局何をどうしたらいいのか分からないまま終わる文章『井戸端会議のダダ漏れ文』あなたの文章はそんなふうになっていませんか?
最初の文でドキッとしてショボーンとした方、脅してごめんなさい。
そんなこと言われたら、文章を書きたくなくなってしまいますよね。
でも、大丈夫。この記事を読み終わったあとは、むしろ「文章を早く書いてみたい」くらいの気持ちになっていると思いますよ。
大事なことは「結論」と「促し(うながし)」です。
「うーん。この人何を言いたいのかな」「読んだは読んだ。で?」
そういうメール、ブログ、手紙などがあります。ビジネスでもプライベートでもそうです。
逆に、読んだ後に
「よし。この件は、優先してお返事しよう」「そうか!早速やってみよう!」
そういう気持ちになるものもあります。
いったいどこが違うのでしょうか。
そうです。良い文章には「結論」と「促し」があります。「結論」がしっかり見えるので「よし。」「そうか!」という言葉が出ますし、「促し」があるので「優先してお返事しよう」「早速やってみよう」となるわけです。
最近はブログのデザインがとても綺麗になりました。写真や動画まで貼り付けられますし、その素材も素敵なものが数多くあります。リンクもパパッと張れますから、パッと見た感じ、何か素敵なことが書いてありそうなブログの形がすぐにできます。岡崎体育さんが、いかにもなMV「MUSIC VIDEO」を作りましたが、いかにも良いことが書いてありそうなブログ「THE BLOG」風ですね(笑)中身がなくても、数行おきに雰囲気の良い写真を配置し、素敵な人が書いた素敵な本でも紹介したら、ブログっぽくなります。
でも、忘れないでください。ブログの命はコンテンツです。私はリーダー表示をする機会が多いのですが、そうすると画像や動画、広告など一切省いて、文字だけ読めるんですね。リーダー表示させると、中身のないブログはいかに画像やリンクなどに頼り切っているかよく分かります。
画像や動画、リンク。実はこれらもすべて「結論」の為に選んだ方が良いのです。
「結論を先に言って」「結論を早くいいたまえ」そんなふうに言われたことはありませんか?相手がせっかちだという場合もありますが、これ、たいていはこちらの責任です。もしそう言われたら、自分がダラダラと前置きを話していたことに気づきましょう。
これは、文章に限ったことではありませんよね。無駄に話が長い人、あなたの周囲にもいませんか? 私にも居ます。つかまったら長い話を聞かなくてはいけないので、スーパーなどで見かけたらできるだけ早くレジに行き、逃げ帰るくらいです(笑)私がダラダラした文章を『井戸端会議のダダ漏れ文』と呼ぶのは、この人が由来です。
話の長い人の特徴として、話ながら結論を探す場合もあります。笑うことなかれ。ほとんどの人の文章がこんな感じです。なんとなく書き出し、収拾が付かない文章、書き出しと終わりでトーンが違う文章。そんな文章を書く人はこのタイプ。結論が決まっていないのに文章を書いてはいけません。
知りたかった答えや、学びたかったノウハウ、ちょっとしたコツから、なぞなぞの答えまで、良い文章には「結論」がしっかりとあります。文章というものは、何かを伝えたくて書くものですから、まず始めに「結論」ありきです。もう何度も書いているのですが、全ての言葉、全ての構成はこの「結論」の為に存在すべきで、「結論」に関係がない言葉は一言たりとも文章に入れてはいけません。「余談ですが」で書き出す文章でさえ、「結論」の為に存在すべきなのです。
結論を先に書き、理由や背景を書いたら、最後には何を書くべきでしょうか?
それは逆の立場で考えれば分かることです。例えば、歓送迎会のご案内を出す季節ですが、いつまでに誰に対し何をすべきなのか明確に書かれていないご案内が本当に多いのです。歓送迎会なら「日時を知っておくだけでいいの?」「出欠の報告を誰かにするべきなの?」「花束を贈る予定ですって書いてあるけど、お金どうするのかな……」様々な疑問が浮かぶ案内文。考えるだけでもげんなりしますよね。それは、内容が抜けている抜けていないの問題ではなく、促しているか促していないかの問題なのです。読んだ相手に何をしてほしいのか、くどいと思うくらいの促しが丁度良いのです。
「忘れないように今すぐ手帳に書いてね」と言われれば、聞いた人は手帳を広げますし、「出欠の報告は今から三日間だけ受け付けます」と書いてあればすぐにメールを出しますし、「花束を贈るので、一人500円会費とは別に集めます。絶対お釣りのないように。」となれば、財布を広げて500円玉を探します。
読んだ後、どうしてほしいかを書くわけです。
ビジネス文書でも同じです。ビジネス文書では特にシンプルな内容のわりに、すべきことが書かれていなかったり、すべきことを敬語でぼかして書いてあったりします。
目上の人に対しての催促は、遠慮しがちですが、敬語に直してきちんと表記すればいいのです。
重要なポジションについている人ほど、忙しいもので、その人達にとって、何をしたらいいのか分からない文章ほど酷なものはありません。そういう人達には、早めに結論を言い、してほしいことを言う。こういう文書がとっても有り難いのです。
「促し」は依頼文だけに付けるものでもありません。素敵なレストランの紹介、ライフスタイルの提案、読んだ本の感想、全て何か行動を起こして欲しくて書くものです。
あなたは読んだ後の読者に何をしてほしいですか?
この実践はすぐに出来ます。今日これから書く文章ですぐに試してみましょう。
これはある意味「型」ですね。
「結論」「背景」「促し」です。
ビジネスレターの場合は、これに日時や会社名をあとから入れます。
メールの場合は、挨拶を入れてもいいのですが、そこは本当に相手にとってどうでも良いところなので、完結に。
「背景」も短めに。大切なのは「結論」と「促し」です。
このブログもこの型で書いています。
このあと、何本か文章を書く予定です。私と一緒に書きましょう!
しばらく続けて行くと「最近、あなたの文章読みやすい!」そんな風に言われるかも知れませんよ。
お問い合わせ
最初の文でドキッとしてショボーンとした方、脅してごめんなさい。
そんなこと言われたら、文章を書きたくなくなってしまいますよね。
でも、大丈夫。この記事を読み終わったあとは、むしろ「文章を早く書いてみたい」くらいの気持ちになっていると思いますよ。
大事なことは「結論」と「促し(うながし)」です。
付き合った時間を返してください
「うーん。この人何を言いたいのかな」「読んだは読んだ。で?」
そういうメール、ブログ、手紙などがあります。ビジネスでもプライベートでもそうです。
逆に、読んだ後に
「よし。この件は、優先してお返事しよう」「そうか!早速やってみよう!」
そういう気持ちになるものもあります。
いったいどこが違うのでしょうか。
そうです。良い文章には「結論」と「促し」があります。「結論」がしっかり見えるので「よし。」「そうか!」という言葉が出ますし、「促し」があるので「優先してお返事しよう」「早速やってみよう」となるわけです。
デザインはばっちり。で?
最近はブログのデザインがとても綺麗になりました。写真や動画まで貼り付けられますし、その素材も素敵なものが数多くあります。リンクもパパッと張れますから、パッと見た感じ、何か素敵なことが書いてありそうなブログの形がすぐにできます。岡崎体育さんが、いかにもなMV「MUSIC VIDEO」を作りましたが、いかにも良いことが書いてありそうなブログ「THE BLOG」風ですね(笑)中身がなくても、数行おきに雰囲気の良い写真を配置し、素敵な人が書いた素敵な本でも紹介したら、ブログっぽくなります。
でも、忘れないでください。ブログの命はコンテンツです。私はリーダー表示をする機会が多いのですが、そうすると画像や動画、広告など一切省いて、文字だけ読めるんですね。リーダー表示させると、中身のないブログはいかに画像やリンクなどに頼り切っているかよく分かります。
画像や動画、リンク。実はこれらもすべて「結論」の為に選んだ方が良いのです。
結論を早めに書こう!
「結論を先に言って」「結論を早くいいたまえ」そんなふうに言われたことはありませんか?相手がせっかちだという場合もありますが、これ、たいていはこちらの責任です。もしそう言われたら、自分がダラダラと前置きを話していたことに気づきましょう。
これは、文章に限ったことではありませんよね。無駄に話が長い人、あなたの周囲にもいませんか? 私にも居ます。つかまったら長い話を聞かなくてはいけないので、スーパーなどで見かけたらできるだけ早くレジに行き、逃げ帰るくらいです(笑)私がダラダラした文章を『井戸端会議のダダ漏れ文』と呼ぶのは、この人が由来です。
話の長い人の特徴として、話ながら結論を探す場合もあります。笑うことなかれ。ほとんどの人の文章がこんな感じです。なんとなく書き出し、収拾が付かない文章、書き出しと終わりでトーンが違う文章。そんな文章を書く人はこのタイプ。結論が決まっていないのに文章を書いてはいけません。
知りたかった答えや、学びたかったノウハウ、ちょっとしたコツから、なぞなぞの答えまで、良い文章には「結論」がしっかりとあります。文章というものは、何かを伝えたくて書くものですから、まず始めに「結論」ありきです。もう何度も書いているのですが、全ての言葉、全ての構成はこの「結論」の為に存在すべきで、「結論」に関係がない言葉は一言たりとも文章に入れてはいけません。「余談ですが」で書き出す文章でさえ、「結論」の為に存在すべきなのです。
促しの文を最後に
結論を先に書き、理由や背景を書いたら、最後には何を書くべきでしょうか?
それは逆の立場で考えれば分かることです。例えば、歓送迎会のご案内を出す季節ですが、いつまでに誰に対し何をすべきなのか明確に書かれていないご案内が本当に多いのです。歓送迎会なら「日時を知っておくだけでいいの?」「出欠の報告を誰かにするべきなの?」「花束を贈る予定ですって書いてあるけど、お金どうするのかな……」様々な疑問が浮かぶ案内文。考えるだけでもげんなりしますよね。それは、内容が抜けている抜けていないの問題ではなく、促しているか促していないかの問題なのです。読んだ相手に何をしてほしいのか、くどいと思うくらいの促しが丁度良いのです。
「忘れないように今すぐ手帳に書いてね」と言われれば、聞いた人は手帳を広げますし、「出欠の報告は今から三日間だけ受け付けます」と書いてあればすぐにメールを出しますし、「花束を贈るので、一人500円会費とは別に集めます。絶対お釣りのないように。」となれば、財布を広げて500円玉を探します。
読んだ後、どうしてほしいかを書くわけです。
ビジネス文書でも同じです。ビジネス文書では特にシンプルな内容のわりに、すべきことが書かれていなかったり、すべきことを敬語でぼかして書いてあったりします。
目上の人に対しての催促は、遠慮しがちですが、敬語に直してきちんと表記すればいいのです。
重要なポジションについている人ほど、忙しいもので、その人達にとって、何をしたらいいのか分からない文章ほど酷なものはありません。そういう人達には、早めに結論を言い、してほしいことを言う。こういう文書がとっても有り難いのです。
「促し」は依頼文だけに付けるものでもありません。素敵なレストランの紹介、ライフスタイルの提案、読んだ本の感想、全て何か行動を起こして欲しくて書くものです。
あなたは読んだ後の読者に何をしてほしいですか?
今日書く文章で挑戦!
この実践はすぐに出来ます。今日これから書く文章ですぐに試してみましょう。
これはある意味「型」ですね。
「結論」「背景」「促し」です。
ビジネスレターの場合は、これに日時や会社名をあとから入れます。
メールの場合は、挨拶を入れてもいいのですが、そこは本当に相手にとってどうでも良いところなので、完結に。
「背景」も短めに。大切なのは「結論」と「促し」です。
このブログもこの型で書いています。
このあと、何本か文章を書く予定です。私と一緒に書きましょう!
しばらく続けて行くと「最近、あなたの文章読みやすい!」そんな風に言われるかも知れませんよ。