文章力養成コーチ ゆか先生の「書きまくるトレーニング」 徒然なるまま かきまくれっ!

国語について、そして書くことについて、つづっています。

要約のこつ

2016年4月7日
要約の課題に取り組んだ、生徒の保護者からのメールです。
今週の金曜日プリントに、本人は大苦戦し、一昨日から机にかじりついて、何度も書き直し、何時間も頑張りました。
書き終えた頃、ふと「要約は楽しい。」とつぶやきました。

この生徒は、要約の楽しさに気づいてしまったのですね。
「要約」は国語の学習単元ですが、日常生活の中で「要約」の機会は多くあります。
テレビ番組の内容の要約
ニュースの要約
本の要約(あらすじ)
資料の要約等々

文章というものは、要点を膨らませて、必要なストーリーを付け加え書いているものですから、
その逆の作業が「要約」ということになります。
これが分かるとずいぶん楽になります。

今回は、桃太郎を要約する作業でしたが、
子どもによっては「書き写し?」というような長い文になってしまいます。
もともと短いので要約しにくいのです。
同様のパターンを経験させるために、私は星新一のショートショートをさらに要約させることがあります。

要約のこつですが、たいていの文章は、一段落に一内容なので、この段落ではここが要点、というものを発見していけばいいのです。
この「一段落一内容」というルールが分かると、段落ごとにキーワードを拾っていけば良いということに気づき、作業が楽になります。

みなさんも「一段落一内容」というルールを基準に、何かを要約してみてくださいね。
また、逆もしかりです。
書く場合にも一段落一内容のルールを忘れずに。
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