文章力養成コーチ ゆか先生の「書きまくるトレーニング」 徒然なるまま かきまくれっ!

国語について、そして書くことについて、つづっています。

保護者の愛で新しいクラスを包もう

2018年4月2日

おはようございます。今日から新年度。
お子さんたちももうすぐ、新学期が始まりますね。
私の講座も今日から4月度スタートです。

始業式。学校では担任の先生の発表があります。
その時に「何組はアタリで何組はハズレ」そんな噂も飛び交いますよね。
でもね、「僕のお母さんはアタリだ」「私のお母さんはハズレだわ」そんな言葉を子どもに言ってほしくないのならば、担任に対しても使わない、せめて子どもの前では絶対に使わないでくださいね。

 

さて、私は母親ですので、お母さんたちが、心の中で「5、6年生クラス替えなしで、ベテラン先生。良かった~」とか「わあ、新人か!大丈夫かなあ……」とか「隣のクラスはいいなあ」とか思う気持ちも良く分かります。
実際、自分の子の時は、先生の休職を発端に、代わりの先生が補充できず、一年間で担任が三人も変わることを経験しましたので、担任の先生がクラスに与える影響がよく分かるのです。

さて、ベテラン先生だった場合も、それはそれで、保護者を上手に巻き込めない人だと、なんだか安泰すぎてつまらないクラスになってしまうこともあるのですが、気がかりなのは、おそらく、新人さんとか二年目三年目ぐらいの「わっかい」先生が担任に就いた場合ですよね。また、あまり良い噂を聞かなかった先生なども同様です。

学校に関する心配事はてんこもりですよね。
いじめ問題が起きた時に解決してくれるか。
学級崩壊にならないか。
勉強ができるようになるか。
特に、小学校では全教科担任が教える形であり、また、クラス運営もすべて担任が持つので、先生の責任が重すぎるように感じます。
どの先生も、その責任感をむしろ楽しめると思える人だとは限らないのです。
特に経験の少ない先生は、それを楽しんだ絶対数も少ないので、自信もなかなかつきません。
そういう先生だった場合、保護者のフォローがとにかく大事です。

間違ってもしてはいけないのは、先生にすべての責任を負わせること。
連帯責任の話ではありませんよ、ちがいます。
学校のせいにするのはすごく楽です。少なくともお母さんのせいにはなりませんからね。でも、子どもって、誰が育てたんでしょう?
あ、お母さんのせいにもしませんよ。そういうピンポイントバズーカ攻撃はしません。

私は、子どもというものは、学校の担任と親がそれぞれ1対1で育てるのではなく、様々な立場の人が関わって、みんなでワイワイ育てた方が良いと思うんです。
子どもの気持ちを考えても、複数の頼るべき大人が周囲にいると良いものです。

思春期になると「親以外で信頼できる三人の大人を持て」とのこと。
これは、先日講義を受けた、大熊雅士先生の講話に出てきたフレーズ。
特に思春期は親の信頼を拒否する年頃ですから、その時に信頼できる親以外の大人がいることは、社会に出る前段階として必要なのかも知れません。
その為に逆算しても、小学校時代に、学校と家庭以外にも安心できる場所があるというのは心強いものです。
もちろん、学校と家庭が安定していることが、とてもとても大切です。
しかし、学校、家庭、地域、どれもこれもしっかり安定している状態なんていう方が少ないですよね。
みんなで育てた子どもに何かあったとき、誰か一人が、または学校だけが責任を取るなんておかしいと思います。
いじめ予防の面からも、地域の人の智恵、地域の人との協力が大切になってきます。なぜなら、いじめは学校だけで起きていることではないからです。

 

新学期、実は、新しいクラスを不安に感じているのは保護者だけではありません。
子どもたちもです。先生もです。
だってそうですよね。例えば私が、今日からここで働きなさいと、30人以上の「初めまして」の人の中にボン!と入れられたら、吐くかもしれません(笑)
子どもたちや先生はそんな気持ちです。
そういうときに人生の先輩の温かさはすっごく心強いはずです。地域の人の協力も大切ですが、そこは学校運営のレベルですので、クラスとなると、やはり保護者の関わりが大切になってきます。
みんなの子どもはみんなで育てようということです。先生の経験値が足りないのならば、保護者の経験値を貸してあげればいいんです。

 

私は教育系の大学の出身なので、教育実習をしたのですが、1年生の5月というめちゃくちゃ大事な時期に、担任の先生から4週間も児童をお預かりするということを経験しました。
で、私は、その時、心から教育実習を満喫したのですが、それができたのは、担任の女の先生が、保護者からの信頼が篤く、保護者の方々が温かく私を迎え入れてくださったからなんですね。
ものすごくいい加減(に見える)な先生で、私に予告なく6クラス全部の音楽を担当させるとか、作業が山盛りの昼休み、実習生室の私をつかみ「体力があるんだから死ぬほど遊んできて」と校庭に投げるとか、とてもオモロイ人でした。でも、その先生の安心感、保護者の安心感の中で、私は教育の素晴らしさを身体で体験したのです。

新学期、子どもたちも先生も不安だらけです。むしろ、保護者の方の不安要素である生活の変化が、一番少ないのでは?と気づきます。
こういうときこそ、母性の出番ではないでしょうか? あ、父性もです。
「ハズレだ」そんな酷い言葉を口から出すエネルギーがあるのならば、子どもたち、先生たちのの不安を温かい愛で包んであげませんか?

 

「先生、これからよろしくお願いします」
「先生、一年間、一緒に楽しみましょう」
「先生、何かあったらいつでも相談してくださいね!私、先生より先に生まれていますから

そんな声かけが、クラス運営がうまく行く、第一歩なのかもしれません。

 

 

 

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