文章力養成コーチ ゆか先生の「書きまくるトレーニング」 徒然なるまま かきまくれっ!

国語について、そして書くことについて、つづっています。

信頼して放置

2022年1月16日
講演会や保護者会で、ある呪文をお伝えしています。
それは「信頼して放置」
子どものことを信頼していると口では言えても、まだまだ小さいお子さんだと、ついつい先回りしてしまいますよね。
こうした方がいい、この方が早い、この方が間違えない。
そりゃ、親は子どもより20年くらい長く生きているから、経験から分かります。
でもこの「経験から」っていうのがめっちゃ大事なんですよね。

みなさん、この「経験」は、どんな経験だったか分かります?
そう!「失敗体験」ですよね?

人間は失敗からしか学ばないんです。
え?成功からも学ぶのでは?と思ったそこのあなた。
1発で成功したものから何か学べます?
成功の陰にはその何十倍、何百倍の失敗がありませんでしたか?
そう、実は成功の陰の失敗からこそ、学んでいるんです。

だとしたら、子どもに何をさせるべきか、明々白々。
そう「失敗」です。
いや、誤解しないでほしいんですが、わざと失敗させようって話ではありませんからね。
好きにやらせたらいいんです。で、失敗したらラッキー!くらいに思ってた方がいいですね。

生活の中は失敗するチャンスの宝庫!

テーブルのすみに水の入ったコップを置いたらどうなるか。
寒い日に手袋をしないとどうなるか。
接着剤が手に付いたらどうなるか。

親が先回りしないで、ぜひ「信頼して放置」で!

口が裂けても「ほら、見なさい」なんて言わないように!
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