文章力養成コーチ ゆか先生の「書きまくるトレーニング」 徒然なるまま かきまくれっ!

国語について、そして書くことについて、つづっています。

ひとりブレスト+アウトラインでブログの記事は書けるのか 連載3

2016年10月5日

彼女も「ひとりブレスト+アウトライン」でブログは書けるのか。

第三弾

今回のモニターさんは、おゆきさん。
スムージーの情報と、読んだ本の感想を書いています。

 

おゆきさん
付箋紙でブレストして、ブログを書きました。
「グリーンスムージーは、とろっとした食感、さらっとした食感、どちらがお好み?出来上がりの食感を決めるのは?」
http://oyuki3.com/archives/381

書きはじめる前に、全体像をみわたせるのがいいです。
2時間ちょっとかかりました。
直したらいいところなど、お気付きの点ありましたら、いただけると、嬉しいです。

 

私のアドバイス
論理的ですね!
頭にスーッと入ってきます。
そして、このスムージーを飲みたくなります(笑)
表現力を付けることは、また別の技術になりますが、ここまでできたら、十分な気がします。
また、2時間というのは、ブログを1本書くのには普通の長さだと思いますが、どうでしょう?

☆以下は添削指導ですが、付箋紙を使って考えをまとめる際に起きた迷いが、文に影響した点を挙げていますので、読んでみてください。

【元の文】
フルーツが、水溶性繊維を多く含むか、不溶性繊維を多く含むかで、食感は決まります。
水溶性繊維を多く含むフルーツをたくさん使うと、クリーミーなとろっとした食感のスムージーになります。
不溶性繊維を多く含むフルーツをたくさん使うと、あっさりしてさらっとした食感のスムージーになります。
水溶性繊維を多く含むフルーツは、バナナ、洋梨、柿、桃、いちぢく、フルーベリーなどです。
不溶性繊維を多く含むフルーツは、りんご、なし、みかん、グレープフルーツ、スイカ、ぶどうなどです。

ここは、このように文の順番を変えた方が、良いと感じましたがいかがでしょう?

【変更後】
フルーツが、水溶性繊維を多く含むか、不溶性繊維を多く含むかで、食感は決まります。
水溶性繊維を多く含むフルーツをたくさん使うと、クリーミーなとろっとした食感のスムージーになります。
バナナ、洋梨、柿、桃、いちぢく、フルーベリーなどです。
不溶性繊維を多く含むフルーツをたくさん使うと、あっさりしてさらっとした食感のスムージーになります。
りんご、なし、みかん、グレープフルーツ、スイカ、ぶどうなどです。

 

おゆきさんより
早速、直しました。ここのところは、付箋紙の並べ替えをしているときに、一瞬迷って、なんとなく選んでいました。
もし、迷ったときに、どうしたらいいのか、コツのようなものがありましたら、お願いします。

 

私のアドバイス
「なんとなく」は必ずあとでしわ寄せが来ます。
もし、その時決められない場合は、何か印をつけておくと良いでしょう。
重要な関連性があるのだけれど、どこに入れたらいいか分からないアイディアにも印を付けましょう。
文章に仕上げていく段階で、組み込んでみます。
音読してみて、違和感を覚えれば、そこは直すべきポイントなのです。
この、違和感を覚える能力は、経験を積むほど感度が上がります。
経験の浅い小学生が、自分の作文を音読しても、どこが変なのか分からないのはそのためです。

 

おゆきさんより
時間に関して。
今回の記事は、前回の記事に比べて、自分の慣れたことを書くので、あっさりかけるのではないかと考えていました。
だから、この記事に関しては、2時間かからないと思っていので、意外と時間がかかり、驚きました。
それでも、前回の4時間に比べたら、半分の時間で、書けたということ、今気づきました。

 

まとめ
森を見て木も見る
「書きはじめる前に、全体像をみわたせるのがいいです。」
これがこの方法の、大きな成果ですね。

ほとんどの人が、書きはじめる前に、森を見ることをしないでしょう。
「だいたいこんなことを書こう」などと、2,3単語メモをして、書きはじめるのではありませんか。

それは、まるで、材料をなんとなく揃えて家を建てるのと似ています。
柱っぽいのと、屋根っぽいのがあるだけでは、家は建ちません。
それは、子どもが棒と布で作った、林の中の秘密基地のよう。
秘密基地はまだいいですね。夢がありますから。
でも、そのように建てた家は、雨風がしのげないどころか、生活ができません。
棒が折れれば、走り回って探さなくてはいけませんし、
布が破れれば、応急処置で葉っぱでもかけようということにもなるでしょう。

書くためには、まず、材料を揃え、手順を考えます。
そして何より完成図を持たないといけません。
家を建てる前には、完成図を見ながらもう一度材料を確認する。
その作業が、書くことにも必要なのです。

厳しい言い方ですが、この作業を「めんどくさい」と思う人は、秘密基地を作り続けるしかありません。
そんな秘密基地でも、何百回か作れば、そのうち、経験から、雨風がしのげるものが完成するかもしれません。
非情に遠回りですが、そういう方法もありです。
しかし、急がば回れ。
材料を揃え、手順を考え、完成図を持つ。
これが実は近道です。

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