文章力養成コーチ ゆか先生の「書きまくるトレーニング」 徒然なるまま かきまくれっ!

国語について、そして書くことについて、つづっています。

子どもが計画を遂行した時親がすべきたったひとつのこと

2017年1月3日

こんにちは。新年早々、買い忘れたものに気づき、「ああ、私は今年もこうして忘れ物女王の一年を過ごすのね……」と憂いに満ちた気分になりました。さて、「一年の計は元旦にあり」という言葉があります。この言葉は、「一年の目標を立てたり、計画を立てたりするのは、元日がよろしい」という意味で、一年の吉凶を元旦に起きた出来事で占うという意味はありませんので悪しからず。そして、この言葉には続きがあるのをご存知でしょうか。今日はそんな話から、子どもが計画を立てる時のお話を。

 

「一年の計は元旦にあり」には続きがあった

一年の計は春にあり

「一年の計は春にあり、一月の計は朔(ついたち)にあり、一日の計は鶏鳴にあり」

毛利元就の言葉です。
一年の計画を春に、一ヶ月の計画は一日に、一日の計画は朝に
そういう意味です。

一年之計在春

中国にも同じ内容の文献があります。『月例広義(げつりょうこうぎ)』という書物で、伝統行事、年中行事、儀式、しきたりなどを記した本です。
そちらでは、

「一日之計在晨、一年之計在春、一生之計在勤、一家之計在身」

とあります。一日の計画は朝に、一年の計画は元旦に立てなさい。
一生の計画は仕事をまじめにすることで決まり、一家の将来は主の生き方で決まる
そういう意味です。

 

動き始める前にゴールはどこか探す

私は、行動第一主義で、目標を細かく立てているヒマがあったら、どんどん動き出してしまおうというタイプですが、さすがに全速力で後ろ向きに走ったりはしません(笑)ゴルフに例えていますが、「あっちかな」と思った方向に力強く打ってみるのです。確かに、途中で池に落ちたり、砂に潜ったりするかもしれませんが、それはそれで楽しそう。池に落ちたボールを出す経験は、運良く落ちなかった人よりも一種類多くワザを獲得しますよね。私はそういうことを楽しめるタイプなのです。
しかし、私の友人の中には、逆算タイプも多いです。一年の目標を決めて、それを達成する為には、今月は何をする、今月それを達成する為に、今日は何をする、というタイプの計画を立てます。
以前は私もこのタイプでしたが、自由を愛し束縛を嫌うので、例え自分が立てた計画でも窮屈に感じ、出来ないと落ち込み、タスクが溜まると行動さえぐずぐずしてしまいました。なので、最近はタスクを作らないことにしました。その代わり良いと思ったものは、すぐ試す。良ければ習慣になるまで繰り返す。ただただ繰り返す。手帳に「歯を磨く」「靴を履く」というタスクを書く人はいませんよね?そんな感覚です。

 

では子どもにはどんな目標達成術を指導しているの?

私は、毎年1月号の最初の課題として、一年間の目標を書かせています。その際も「一年の計は元旦にあり」という言葉を使用しています。
子どもに抱負を書かせると、「○○をがんばる」という表現をよく見かけます。

「今年は国語をがんばります」
「今年はなわとびをがんばります」
「今年はサッカーをがんばります」

はい。気持ちはわかりますが、できたら「がんばるとはどういうことか」具体的な行動を書いた方が、よりよい文章になりますね。

国語をがんばる→漢字を一日二個ずつ覚える
なわとびをがんばる→二重跳びを連続十回できるように毎日練習する。
サッカーをがんばる→毎日リフティングの練習を30分する。

これは、人によって「がんばる」の内容も程度も違います。

目標達成の参考文献としては、次の本を薦めています、

「計画力おもしろ練習帳」
佐々木かをり(著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4820742973/nihongodeasob-22

こちらは、逆算方式です。夏休みなどの長期休暇に使うととても良いと思いますが、一年の初めに計画を立てるときにも良いでしょう。「やりやいこと」と「やらなきゃいけないこと」を書き出し、それに何分かかるのかを計算し、それぞれコマにしてスケジュール帳に書き込んでいきます。中身がこちらで立ち読み出来ます。

http://www1.e-hon.ne.jp/content/photo_4820742973_01.html

子どもにはまず「計画力」をつけてもらいたい。そういう思いで、私は自分の好きな方法ではなく、この本の方法を薦めているのです。

 

目標達成の為の計画実行には、子どもにも大人にも仲間が必要

私は昨年、4つの目標を立て、仲間と共有し、情報を提供し合ったり、時には叱咤激励し合ったりしながら、ほぼほぼ達成しました。もし、一人だけで挑戦していたら、けして叶わなかったでしょう。仲間の存在はとても大きかったのです。子どもも同じです。この本にはシールが付いていますが、シールなんかより、お母さんお父さんの励ましの方がどんなにか有効でしょう。

 

当たり前のことでも褒める

宿題を毎日すること、これは当たり前のことのように思うかもしれませんが、ちょっと大人に置き換えてみてください。日々忙しいスケジュールの中、人に言われたことを、しっかりと遅れずに実行することが、どんなに難しいか分かりますよね。子どもだって忙しいんです。塾やお稽古事それぞれに宿題はありますし、喧嘩中のお友達とも仲直りしなくちゃいけないわ、兄弟のちょっかいがイヤだわ、何よりも今しようと思っていたのにお母さんが「まだやってないの?」というのが本当にストレス。そんな中、まだ10年生きているかどうか、しかも、ついこの前まで言葉も話せなかった子どもが、自分の立てた計画をこなせたら、それはもう、本当に本当に凄いことです。褒めすぎじゃないのかしら?というところまで褒めて、やっとちょうどいい位だと思って褒めちぎってあげてくださいね。

お問い合わせ